様々なタイプの部下と共に仕事をする中で考えさせられることがある。
今回は「経験から学ぶ力」という能力にフォーカスして書いていきたい。

全く新しい領域の仕事を任せる際に、大きく分類すると2タイプの反応がある。

まずひとつ(仮にAタイプとする)は「経験のない仕事なので教えてください」という何とも一般的な反応、もうひとつ(仮にBタイプとする)は「やってみます」という、了解のみで質問を伴わない反応だ。

このA、Bタイプの仕事の経過を比較してみると、必ずと言って良いほど、スムーズに仕事進めていくのはBタイプの人間である。そして当然、説明を伴わないので任せる側の手間も少ない。

この違いはどういう部分なのかという点について、以前は「調査力」の違いだとと結論づけていた。要するに自ら調べて物事を理解する力、それを実務に反映していく能力が高いのだと考えていたが、どうもこれは正解とは言えないようだ。

最近はこの記事の本題である「経験から学ぶ力」が重要であるという結論にいたっている。

では具体的に「経験から学ぶ力」とはどういう能力だろうか。
この内容を誰もが理解できるように伝えることが出来れば人材育成が捗ることは間違いないのだが、もどかしいことにこれは非常に難しい。

うまい例えでもあれば良いのだが、話を多面的に捉えられる理解力がなければ間違った理解をしてしまうし、そもそもそのタイプの人間は想像力も豊富で、すでに「経験から学ぶ力」までしっかり身につけている可能性が高い。

結果として「経験から学ぶ力」「理解力」が密接に関連する為、理解力が高い人間には伝える必要がなく、理解力が乏しい人間には伝える必要はあるが正確に伝える難易度が非常に高いということになる。

いつかこのジレンマから抜け出し、自信を持って説明できるようになった際はまた「経験から学ぶ力」をテーマにして記事を書きたいと思う。

投稿者:甲田久史